BMW6シリーズは日本ではあまりなじみのない車だ。同クラスといわれる車で有名なものには、メルセデス・ベンツのSがある。そのほかでも、ジャグヮーのXJ-Sなどが競合車種となり、つまりBMWの6とは、ラグジュアリ系の大型クーペだ。 実際、この車の前身はBMWのクーペ、3.0CSとされ、大型のクーペボディだ。さらに、この車種の周辺では、BMW2000CSに着目したい。初代BMW6は『世界一美しいクーペ』とよばれたが、2000CSはさらに美しいボディを持ち、無味乾燥なデザインの多いBMW史上おそらく最も流麗なボディを持つ車であろう。 ところで、BMWというと日本ではリッチ(死語か?)で軟派な金持ちの車というイメージがあるが、故郷ヨーロッパではレース参戦も盛んなブランドだ。かつては、非力をものともせず、ポルシェを向こうに回し、分の悪いバトルを繰り返したりした歴史もある。 BMW6シリーズはその伝統も受け継ぎ、初代はヨーロッパ・ツーリングカー選手権を戦った。しかし、現在のBMW6シリーズは、ただただ豪華なクーペとなりはて、名実ともに、メルセデスのSのライバルである。 == BMW6シリーズ歴代データ (wikipediaより引用) ====== ●BMW6シリーズ初代(1976年-1989年)E24 633CSi初代6シリーズ。『世界一美しいクーペ』と評され、今なお愛好家が多い。 BMW Japan設立前はバルコム・オート・トレイディングが輸入を行っていた。 当時のヨーロッパ・ツーリングカー選手権(ETC)でTWRジャガーXJ-Sが登場するまで無敵の存在であった。 M6 (1986年-1989年) 直列6気筒DOHCエンジン、3453cc、265馬力 アメリカと日本での排気ガス規制に準じるために触媒つきのエンジンに換装されたモデル。 ヨーロッパでは引き続きM635CSiの名称を使用。 惜しまれつつも1989年に生産終了。 事実上の後継モデル8シリーズを経てE63/E64系6シリーズへ。 ●BMW6シリーズ 2代目(2003年-)E63/E64 BMW 645i2代目6シリーズ。事実上の前身モデル、8シリーズの生産終了からおよそ5年。モデル名「6」を引き継ぐことになるE24シリーズから数えれば実に14年ぶりとなったラグジュアリー・クーペ。 歴代モデルのイメージを踏襲しつつも、低くワイドな出で立ちを演出するグラマラスなフェンダーライン、全体としても曲線を基調とした流麗なスタイルへと大胆な変身を遂げた。 ボディーカラー、内装コーディネートを細部に渡りカスタムオーダーを受け付けるBMW-インディビデュアルが用意される。 ●Mモデル クーペモデルをベースとしMの名を冠する6シリーズ最高峰。ベースモデルには無い専用のインテリアを選択でき、イクイップメントもよりラグジュアリーに、さらには専用エンジンとトランスミッション、数々のハイテク装備で武装した6シリーズのフラグシップとなるモデル。高回転域でのパワーをいかんなく発揮するために、あえてバルブトロニックは採用されない。 M6 (2005年9月-) V型10気筒DOHCエンジン、4999cc、373kw(507馬力) トランスミッションはパドルシフト付シーケンシャル7速セミATであるSMG-Drivelogicを採用 ステアリングは左/右ともに選択可能。 E60系M5の2ドアクーペ版ともとらえることができる。
BMW3シリーズは大型乗用車のイメージが一般的な、ドイツの自動車メーカーBMWにあって、もっとも小型に属する乗用車だ。 BMW 3シリーズはバブル期の繁華街を知るものには懐かしい車かもしれない。リッチな遊び人があふれる、当時の東京六本木では、短い期間に増殖したこの『BMWの3』を、『六本木カローラ』と呼んでいた。 BMW3シリーズがかような呼ばれかたをした理由は、「六本木じゃカローラなみに陳腐」という当時の価値観に由来する。だからといって、BMWの3がカローラ並にお値打ちなわけもなく、小さいとはいえBMW、立派な高級乗用車であった。 バブル以前のBMWといえば、『マルニ』=2002と連想してしまうワタシは年寄りなのかもしれないが、7シリーズのような重厚長大な大型サルーンはちょっと違うだろ?などと思ってしまう。 BMWの3シリーズの直接の祖先は、1961年に発表された1500にはじまる、いわゆるノイエクラッセ(新クラス?)だろう。なかでも、後継モデルのBMW2002は実用的な車内、スポーティーなハンドリングともに、BMW3シリーズの先代といってもよさそうだ。 それまで、国内でなじみのなかったBMWを、レースでの活躍とともに日本の車好きに記憶させた2002の、後継機であるBMWの3が、陳腐なドイツ車と揶揄されたのは、なにか皮肉な気もするが・・・
BMW3シリーズは1975年の初代リリースより、順調に代を重ね、現在は2005年発表の5代目となっている。モデルチェンジスパンの長いドイツ車らしく、だいたい8年周期でフルモデルチェンジを繰り返しているが、二代目だけは足かけ6年と、比較的短い期間でフルモデルチェンジが行われた。 BMW3シリーズは代を重ねるごとに大型化の方向性で発展してきたが、代々のエンジン出力はDIN(ダイン)出力で200馬力どまりだった。この十年、国産スポーティカーが当たり前に280psであるのに比較すると、スペック上の見劣りがするのは確かだが、BMW3は基本的にセダン車であるし、国産車に比較して数値以上の運動性能を体感できるBMWであり、十分すぎる動力性能ともいえる。 ・・・ BMW3シリーズ初代〜3代データ(Wikipediaより引用)・・・ ●初代(1975年-1983年)E21 初代3シリーズはBMW2002の正常進化形と言えるシンプルかつボクシーなボディに、フロントにマクファーソン・ストラット、リアにセミトレーリングアームというBMWの基本ともいうべきサスペンションを備え、名作であるBMW M10系エンジンを搭載した。 車型はすべて2ドアセダン。 ●2代目(1985年-1990年)E30 2代目3シリーズは初代E21をより洗練したデザインと豊富なボディバリエーション、軽量でよりスポーティーとなったハンドリング等で世界的大ヒット作となった名車。 日本でも、1980年代のバブル期とあいまって大ヒットし、「小ベンツ」といわれたメルセデス・ベンツ190Eと並んで「六本木のカローラ」と揶揄されるほどポピュラーな車種となった。 車型は2ドアセダン、4ドアセダン、5ドアツーリング(ステーションワゴン)、カブリオレの4種。 ●3代目(1990年-1998年)E36 3代目3シリーズ大ヒットであったE30の居住性と対衝突安全性の向上のため、ボディをやや大型化した。 エクステリア的にはそれまでの伝統的な丸型4灯ヘッドライトを異形4灯化し、またフラッシュサーフェイス化もおしすすめられ4ドアモデルでのプレスドア採用等の空力特性の強化もあり近代化された。 また、エンジンでは6気筒系の全モデルでDOHC化が行われ、BMWエンジンの新世代が始まったモデルでもある。 サスペンションでは、これまでの後輪セミトレーリングアームからセントラルアームとなり、定評あるハンドリングがよりシャープになっている。 実に8年間もの長きにわたりBMWの主力となったモデルであり、途中エンジンの世代交代等様々なモデルチェンジが行われ、非常にバリエーションの多いモデルでもある。
BMW3シリーズの5ドア、つまりワゴン車も近頃ではちらほら見かけるようになった。 BMW3シリーズの故郷、ヨーロッパでは道路網の整備が高度に進んでいることと、長期バカンスが当たり前のためか、従来よりワゴン車というスタイルに人気があるそうだ。 一方、日本でもレガシーツーリングワゴンのヒットに始まるワゴンブームが90年代に始まり、現在ではワゴン車は普通に認知されている。 しかし、日本でのワゴン車は荷物の積載性能はあまり重視されず、もっぱらスタイルが重視されている結果となってもいるようだ。日本には、長期休暇というものが一般に存在せず、移動時間は長くても、移動距離はしれているためこのような結果となっているのだが、ブームというだけで必要のない性能をいとわないのは日本人の国民性かもしれない。 なおBMW3シリーズ歴代の車体は大型化傾向にあり、5代目には300馬力超えのハイパワーモデルがラインナップした。もちろん、ボディサイズも大きくなり、もはや5代目BMW3シリーズに2002の面影はない。 ・・・ BMW3シリーズ4代〜5代データ(Wikipediaより引用) ・・・・ ●4代目(1998年-2005年)E46 E46セダンは1998年に、ツーリングとクーペは2000年にデビューした。コンパクト(ti)は、2001年にデビューしたが、2004年の1シリーズの登場に伴い、E46シリーズで最も早く消滅となった。 2002年には、セダンとツーリングにフェイスリフトが行われ、ヘッドライト、バンパーなどが新しいデザインとなり、シャシーもより強化された。また、316i(日本未導入)と318iには新しいエンジンが搭載された。クーペは2004年にフェイスリフトがなされ、ヘッドライト、バンパー、フェンダー、テールランプなどが新しくなった。 ●5代目(2005年-)E90/E91/E92 5代目3シリーズボディサイズがさらに拡大し、後席の居住性が改善された。エクステリアデザインは、BMWのデザイナーである永島穣司。ガソリンエンジンは4気筒と6気筒の2種類であり、ヨーロッパなどではディーゼルターボエンジン搭載車も販売される。ランフラットタイヤが標準装着となり、スペアタイヤは装備されない。6気筒モデルでは、電子制御ステアリングであるアクティブ・ステアリングが設定可能。グリルのデザインにより、4気筒車と6気筒車の判別が可能(4気筒の縦バーはブラック・6気筒の縦バーがクロームメッキ)である。日本向けモデルの大半は、南アフリカ・ロスリンで製造される。 【注】BMW3シリーズ歴代データはwikipedeiaより引用